ネイルスクールを探してみると、思っていたよりも費用がかかってしまいますよね。
できればネイリスト検定の3級ぐらいは、独学で合格を目指したいと考えているのではないでしょうか。
- 「ネイル資格は独学でも取得できる?」
- 「独学で学習する時の最適な方法が知りたい」
- 「3級を持っていれば、就職できるの?」
このように悩む方のために、この記事ではネイル資格は独学でも取得できるのか、そして就職はあるのかどうかということについてご紹介します。
ネイル検定を独学で取得するのは難しい?
ネイリスト検定3級の合格率は、ネイリスト技能検定の公式サイトで公開されています!
実施日 | 申込者数 | 受験者数 | 欠席者数 | 合格者数 | 合格率 |
2021年秋期 | 8,032人 | 7,152人 | 880人 | 6,367人 | 89.0% |
2022年冬期 | 6,607人 | 5,494人 | 1,113人 | 4,891人 | 89.0% |
結論から言うと、ネイル検定を独学で取得することは可能です。
ネイル検定は3段階に分かれており、真っ先に取得すべき資格が「3級」です。
ネイル検定3級を取得するには筆記と実技の両方をクリアする必要があり、難易度は高くありません。
しかし、まったくのネイル未経験の人が、ネイル検定を独学で合格するのは簡単なことではありません。
ネイル検定では技術面を細かく審査されますが、独学で習得した技術が間違っていても気づくことができません。
また、資格取得までの数ヶ月間を一人で練習しなければならないので、モチベーションが維持できず、挫折してしまう人が多いのです。
独学でネイル検定3級を取得する方法
こちらでは、ネイル検定3級の実技試験内容や勉強時間・勉強方法についてご紹介します。
どのような内容が出題されるのか、勉強時間はどのくらい必要なのかを把握して、自分でも独学の学習が可能なのか確認してみてください。
ネイル検定3級の実技試験内容を把握する
ネイル検定3級の実技試験では、事前審査の「テーブルセッティング&消毒管理」と「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の4つの項目に分かれて審査されます。
実技試験の主な内容は以下のとおりです。
テーブルセッティング&消毒管理(事前審査) | 正しいセッティングができているか、衛生面における配慮がされているか |
ネイルケア | 両手10本の手指消毒から、ポリッシュオフ・ファイリング・クリーンナップ |
カラーリング | 両手10本にベースコート・赤ポリッシュ・トップコートを塗布 |
ネイルアート | 右手中指に指定されたテーマのフラットアートを描く |
ネイル検定3級では、上記の内容を70分間ですべて終えなければなりません。
ネイルアートでは、テーマに沿ったアートを右手中指に施さなければなりません。
テーマは試験によって異なる場合がありますが、ベーシックなアートである「フラワー」が出題されることがほとんどです。
失格対象の行為をしてしまうとそれだけで失格になってしまいますので、あらかじめ確認しておきましょう。
ネイル検定3級の勉強期間は3ヶ月程度
ネイル検定3級の勉強期間は、3ヶ月程度です。
プロのネイリストもすでにある程度の知識を身につけているとはいえ、試験に出題される内容を勉強しないといけないこともあります。
だいたいこの程度の期間の勉強が必要だと考えておきましょう。
爪の部位や名称、カットの方法などを覚えることも大切ですが、実技試験のためにネイルケアやアートの練習も必要です。
筆記試験では、問題集を購入する
勉強方法に関してですが、筆記試験ではJNEC日本ネイリスト検定試験センターが発売する公式問題集を使用して学習します。
試験問題はこちらから出題されるので、3級の試験範囲を網羅的に暗記しておくことをおすすめします。
実技試験では、タイムスケジュールを意識する
まず、実技試験のタイムスケジュールを頭に入れておきましょう。
実技試験の前に10分間の事前審査があり、試験官がテーブルセッティングやモデルの爪をチェックします。
手指消毒(1分)
ポリッシュオフ(6分)
ファイリング(12分)
クリーンナップ(14分)
カラーリング(25分)
アート(8分)
トップコート(3分)
見直し(1分)
上記のタイムスケジュールで計70分です。
タイムオーバーになると失格になってしまうため、慣れてきたら、徐々にタイムを縮めて、見直しの時間に5分程度残せるように目指してみましょう。
はじめのうちは、時間がかかってしまいますが焦りは禁物です。
じっくり学習して、丁寧な施術ができるようになったら、スピードを早める練習を進めると良いでしょう。
自分の手で練習する
モデルとの都合が合わない時は、自分の手で練習するのも一つの手です。
トレーニングハンドを使って練習する方法もありますが、ポリッシュのにじみ方が異なるなど、やはりトレーニングハンドと本物の指では大きな差がります。
トレーニングハンドばかりで練習していると、試験当日に上手くいかないことがあります。
このため、自分の手でもひたすら練習をするようにしましょう。
ネイリスト3級を取得すると、ネイリストとして働くことはできるの?
結論から言うと、ネイリスト3級でもネイリストの仕事はできます。
ですが、ネイリスト検定3級しか持っていない場合、募集しているネイルサロンが少ないので、たくさんの求人情報を集める必要があります。
求人誌以外にもハローワークやネットの求人サイトや店舗のHP、材料卸店にも求人がありますので、根気よく探してみましょう。
電話で問い合わせて、自分で前向きに探していく事が大事です。
ネイリスト検定3級でネイルサロンに勤めた場合の仕事内容は?
ネイリスト検定3級の場合は、正社員としての就職は厳しいと言えるでしょう。
仕事内容も先輩スタッフのアシスタント業務が多くなります。
他にも店内清掃、来客応対や電話対応などの業務になります。
基本的にはこれらの業務をこなしながら、一人前を目指すことになります。
しっかりと目標を持って技術を習得していきましょう。
また、他にも一般の人にネイルグッズを売るお店で販売員をしながら簡単な施術も行う店員さんとして求人が出ていたりすることもあります。
あきらめないで、探してみてから、1級まで取るか、3級で経験を重ねていくかを決めてもよいでしょう。
まとめ
今回は、ネイリスト検定3級に合格するための情報をまとめて紹介しました。
ネイル検定は独学でも取得することはできるものの、完全に独学で進めていくとなると、厳しくなります。
ですが、ネイリスト検定3級は、ネイリストを目指す第一歩となる資格です。
趣味でネイルを楽しみたい人にもおすすめですよ!
効率的に勉強するならネイルスクールや通信講座を検討するのがおすすめです。
是非参考にしてみてくださいね。